パーキンソン病等に対する核医学検査精度を向上させるために,123Iで標識されたメタヨード(123I)ベンジルグアニジン(123I-MIBG)およびイオフルパン(123I-Iofulpane)それぞれの診断薬について,現行法に代わる全自動定量法を開発した.定量法には,それぞれの薬物動態を考慮した画像解析による独自の入力関数決定法を採用した. 123I-MIBGおよび123I-Iofulpaneに対する新たな全自動定量法は,従来法よりも鑑別能に優れていた.装置性能に依存することなく,全てをワンクリックで完了できる全自動システムは,精度・再現性を飛躍的に向上させるばかりか、短時間操作を可能にした.
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