研究課題
基盤研究(C)
モノクロタリン誘発肝類洞閉塞症候(SOS)マウスに対するキマーゼ阻害薬とMMP阻害薬の効果を検討した。モノクロタリン投与2日後、肝臓組織中キマーゼ活性とMMP-9レベルは有意に増加した。キマーゼ阻害薬とMMP阻害薬はモノクロタリン投与後に増加する血漿中ASTとALTを有意に抑制し、肝臓壊死面積率も有意に抑制した。キマーゼによるMMP-9の増加がSOS発症に関与し、キマーゼ阻害薬とMMP阻害薬はSOS発症予防に有効であった。
一般・消化器外科学