研究課題
基盤研究(C)
胎性期肺組織の成体肺移植においてマウス、ラットおよび豚においてそれぞれの種において移植片は正常成体肺内に生着、分化することを認めた。ただし、生着した胎性期肺組織の分化の速度はそれぞれの種における胎性期の肺の分化、成長のスピードに依存していると考える。移植後にglucocorticoidを投与すると移植した胎性期肺組織ではコントロールと比較してエラスチンが増加し、生着・分化が促進した。病的肺への胎性期肺組織移植ではラット肺線線維症モデルでは生着を証明できたが、豚においては実証に至らなかった。
呼吸器外科学