研究成果の概要 |
同時性多発肺腺癌群(SMLA) とコントロール群 で正常肺組織中のエストロゲン濃度を比較すると、estrone, estradiol 共にSMLAで有意に高値であった。また、CYP19A1 のSNP3764221のgenotypeと肺内エストロゲン濃度との関連においては、estrone, estradiol 共にAアレル(AA/AG)で高値でCYP19A1のmRNA 発現もAアレルで有意に高値であった。SMLAの発生、進行にはアロマターゼの多型などに伴う肺実質での高エストロゲン環境が関与している可能性があると考えられた。
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