メチオニンのuptakeに関与すると考えられるアミノ酸トランスポーターLAT1がglioma stem-like cellの維持に関与しているのではないかと仮定した。gliomaの手術サンプルにおいて、LAT1、SOX2、HIF-1αの発現を免疫染色にて解析した。WHO grade 3/4のgliomaを比較したが、LAT1、HIF-1α、SOX2発現に差は認めなかった。また全サンプルにおいてLAT1陽性率は5%未満と低く、メチオニンPETの集積と3つのタンパク質発現に相関は見られなかった。以上より、gliomaにおけるLAT1タンパク質発現は低く、研究仮説を支持する結果は得られなかった。
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