経験的モード分解によりオリジナル脳波信号を狭帯域の信号に分解し、ノイズ成分を分離除去後、純粋な脳波信号を再現することに成功した。 加えて、てんかん焦点との関連性において注目されているHFO(High frequency oscillations)解析を実施し、これまでアーチファクトにより不明瞭で解析不能であったデータの解析を成功させた。また、HFOのうちfast ripple(FR:250Hz-500Hz)の変動をEEG CDM Analysisソフトを用いて瞬時振幅の経時的変動を確認するに至った。これらの応用により発作起始部の自動検出や発作の予知の自動解析に新たな道筋を示すことが出来た。
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