糖尿病を合併した腰部脊柱管狭窄症(狭窄症)、および非合併の狭窄症手術例における黄色靭帯のソルビトール濃度は、有意に糖尿病群でソルビトールが上昇していた。通常のグルコース濃度、高グルコース濃度で培養を行ったNTH3T3の細胞内のソルビトール含有量は、高グルコース濃度で有意に高値であった。さらに、このソルビトール量はアルドース還元酵素阻害剤の添加により、有意に減少した。炎症性サイトカインやpro-fibrotic factors1のmRNAsの発現は、糖尿病を合併例の黄色靱帯で有意に上昇していた。NIH3T3細胞のWestern ブロットによる解析でも同様の結果が出た。
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