研究課題
基盤研究(C)
血友病Bモデルマウスに膝関節内出血を惹起することにより血友病性関節症モデルを作成して解析を行った。時間経過とともに関節破壊が進行することをマイクロCTおよび組織像にて確認した。免疫染色などを行うことにより炎症性サイトカインであるTNF-α、IL-1β、IL-6の発現が上昇していることが確認され、これが関節炎症の一因と考えられた。また、穿刺した膝関節の滑膜に破骨細胞が存在し、滑膜細胞が破骨細胞分化に必須の因子であるRANKLを発現していることも明らかとなった。
整形外科学