HAの軟骨修復効果について、HA+BMSCs群では他の3群と比較して、mankin scoreは有意に改善していた。蛍光標識された細胞は、PBS+hBMSCsではほとんど取り込まれなかったが、HA+BMSCs群ではOA軟骨表層を中心に取り込まれていた。WB法を用いた半定量解析でも、HA+BMSCs群では基質中の2型コラーゲン量が増加していた。 HAは病的な関節軟骨に速やかに浸透し長期間残存するため、変性軟骨の修復と除痛に働いていると考えられた。またBMScを変性軟骨部に効果的に定着させており、流動性に富むscaffordとしての役割を認めた。
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