関節リウマチ(RA)において、全身での疾患コントロールは良好であるにもかかわらず、局所関節に炎症が残存する症例が存在する。RA患者に対して、メソトレキサート(MTX)の局所注射に電気穿孔法を併用した第2相臨床研究を行い、26週後に関節エコーを用いて評価を行った。併用群3例のうち2例で活動性滑膜炎の軽減が確認された。一方、MTX関節注射単独群2例では、滑膜炎の消退は見られなかった。 本治療法がMTX単独群と比較して有用である事を証明するには、20例ずつ計40例が必要であったが、対象患者が少なく、研究期間内では十分な症例数を集めることができなかった、今後症例数を増やして有用性を検討する必要がある。
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