現在、患者予後と明らかな関連があると報告が認められる血小板機能モニタリングは、ごく僅かである。 今回、我々は、周術期抗血小板薬効モニタリングのために有用な血小板由来microRNA明らかにするために研究を行った。まず、第一段階として、薬物及びずり応力を用いた血小板刺激を行い、最も鋭敏に反応するmicroRNAを同定することを行った。実際には、刺激前後の血小板由来microRNAを次世代シーケンサーを用いて網羅的に解析した。その結果、mir-155を含むいくつかのmicroRNAに有意差を認めており、実際に抗血小板薬を用いた次の研究段階に移る予定である。
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