研究成果の概要 |
我々は、膀胱頸部腫瘍が,新規筋層浸非潤膀胱癌(NMIBC)の進展の予測因子であることを、単一施設(東京医科歯科大学)の後ろ向きおよび前向きコホートで報告し、膀胱頸部腫瘍を組み込んだ簡便な進展予測モデル(TMDU model: pT1, Grade 3, 膀胱頸部腫瘍を各1点としてスコア化)の有用性を提唱した(Eur Urol 1998, Urol Oncol 2014)。今回、多施設の後ろ向きコホートで、外部検証を行った。具体的には、東京医科歯科大学を含まない9施設における新規NMIBC 1242例を対象に多変量解析を行い、同様の結果が得られた。膀胱頸部腫瘍が再発の予測因子であることも示した。
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