骨分化をモニター出来るヒト間葉系幹細胞株(HSC)を樹立した。このヒト骨髄由来HSCを用いBRONJの治療に使用するPTHの投与量、投与間隔を検討した結果、PTHは100ng/ml、4日の投与間隔が最適であった。さらにHSCにBPを作用させたが、骨形成はみられず、BPは骨芽細胞にも抑制効果を認めた。 BPのヒト皮膚線維芽細胞(NHDF)と歯周靱帯線維芽細胞(HPdLF)に対する細胞増殖阻害は、両細胞共に濃度依存的に認めたが、HPdLFではより強く認めた。細胞遊走能への阻害は,HPdLFで著明であった。線維芽細胞成長因子(bFGF)の発現は、BP処理により両細胞群でその発現に差は認めなかった。
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