インプラント周囲に均等に骨吸収を引き起こす原因として、マイクロギャップ内に存在する炎症原因物質がマイクロムーブメントによりインプラント周囲へと排出される可能性がある。そのため、CADソフトウェアを用いインプラント体および上部構造のCADモデルを作成後、粒子法解析ソフトにより、マイクロギャプ周囲の組織液の拡散状態についてシミュレーションを行った。その結果、本解析手法により、主として組織液を想定した粒子群が水平的および垂直的にも拡散されていくのが確認できた。本実験結果はインプラント周囲の組織液の挙動を視覚的に解析するために有用であるものと考えられた。
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