骨芽細胞(MC3T3)は、BPや炎症性サイトカインにより濃度依存的に細胞増殖が抑制された。C57BL/6Jmiceにゾレドロン酸を腹腔内投与し、Th17とTregをFlow cytometryにて解析した。BP投与後7WのTreg,Th17は、ゾレドロン酸の投与量に関わらず共に上昇が認められ、制御性T細胞の増加による免疫応答の不均衡が示唆された。骨芽細胞は、BP存在下でM-CSFの産生抑制をきたすことが明らかなり、このことは破骨細胞前駆細胞の形成の抑制、さらに破骨細胞への分化抑制を生じることがBRONJ発症機序の一因であることが示唆された。
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