CCR4分子標的治療薬の頭頸部癌での抗腫瘍効果

2016 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 26463042
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 外科系歯学
• 研究機関: 長崎大学 (2016); 岡山大学 (2014-2015)
• 研究代表者: 銅前 昇平 長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (70397892)
• 研究協力者: 國定 勇希 ; 高倉 裕明
• 研究期間 (年度): 2014-04-01 – 2017-03-31
• キーワード: CCR4分子 / 制御制T細胞 / 腫瘍浸潤リンパ球 / 頭頸部癌

研究成果の概要

CCR4を発現した制御性T細胞（Treg）をヒト化モノクローナル抗体で除去し、抗腫瘍免疫の抑制を解除することを目的としたがん免疫療法の開発が行われている。頭頸部癌腫瘍組織において腫瘍浸潤リンパ球（TIL）にCCR4発現を認め、間質細胞におけるCCL22発現と相関を認めた。腫瘍組織そのものでの発現は稀であった。CCR4陽性腫瘍細胞において抗CCR4抗体による抗腫瘍効果の明らかな増強は認められなかったが、頭頸部癌に対する一定の抗腫瘍効果は確認できた。

自由記述の分野

腫瘍免疫学