DFAT単離効率の条件設定を行ったところ、頬脂肪体由来の40μm未満の成熟脂肪細胞画分からDFAT細胞を調整することにより骨芽細胞分化能の高い細胞が得られること、また40μm未満の成熟脂肪細胞は従来の採取方法と比較し低濃度の0.02%コラゲナーゼ処理により、より効率的に採取できることを明らかにした。またin vivoにおけるDFATの骨形成促進作用についての検討では、ラット上顎正中口蓋縫合部の急速拡大時後に縫合部へDFATを注入移植し縫合部骨形成量をマイクロCTにより定量的に検討したところ、対照群と比較し有意差はなかった。
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