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2016 年度 研究成果報告書

過酸化水素から見えてくる口腔レンサ球菌の隠れた病原性

研究課題

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研究課題/領域番号 26463112
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 矯正・小児系歯学
研究機関大阪大学

研究代表者

岡橋 暢夫  大阪大学, 歯学研究科, 准教授 (40150180)

連携研究者 桑田 啓貴  昭和大学, 歯学部, 教授 (60380523)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードミティス群口腔レンサ球菌 / 過酸化水素 / マクロファージ / 細胞死
研究成果の概要

ミティス群口腔レンサ球菌は口腔内で最多数を占める常在細菌であるが,抜歯などの際に菌血症や心内膜炎を引き起こすことがある.
本研究により,ミティス群口腔レンサ球菌が感染防御の最前線で働くマクロファージや好中球に細胞死を引き起こすことが明らかになった.その病原因子を探索したところ,菌が産生する過酸化水素が細胞死を誘導するという意外な事実が明らかになった。この細胞死は炎症応答とは異なるメカニズムで引き起こされ,細胞内小器官であるリソソームの傷害に関連していた.細菌由来の過酸化水素が細胞毒性を有することは,従来全く知られておらず,本研究の成果は口腔レンサ球菌の病原性の研究に一石を投じるものである.

自由記述の分野

口腔細菌学

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公開日: 2018-03-22  

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