研究課題/領域番号 |
26463255
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
佐々木 史乃 順天堂大学, 保健看護学部, 講師 (20596332)
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研究分担者 |
濱口 真知子 順天堂大学, 保健看護学部, 助教 (10596331)
石塚 淳子 順天堂大学, 保健看護学部, 先任准教授 (50329520)
藤尾 祐子 順天堂大学, 保健看護学部, 准教授 (60637106)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 実習指導者 / キャリア発達 / 臨床看護師 / 継続教育 |
研究実績の概要 |
本研究は、実習指導者の実習指導における体験の語りから、臨床看護師のキャリアを促進させるための教育プログラムの構築を目的としている。 平成28年度は、初年度に学会発表をした、基礎看護実習を担当する実習指導者の実習指導の実際を明らかにした研究と研究者のこれまでの研究成果による実習指導者が実習指導においてどのような体験をしているかを明らかにした内容を網羅し、中国にて「臨床と大学の連携の実際」というテーマをいただき講演を行った。対象は、中国の大学病院の看護師長、看護学生、看護教員100名程度である。講演後、活発なディスカッションを行い、中国との基礎教育や看護師教育体制との違いや社会背景の違いなど新しい知見や研究への示唆が得られた。 最終年では、実習指導者に対しインタビュー調査を実施し、データ解析・論文作成を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
インタビュー調査を実施する計画は概ね完成している。しかし、平成28年度に中国での講演依頼があり、これまでの研究成果を講演する機会をいただき、中国での基礎教育や実習指導体制や看護師の役割を知ることができた。さらに、ディスカッションを行うことで、他国と自国を比較することで研究遂行にとても有効であると判断した。インタビュー調査前に講演会を優先することによって、インタビュー調査の内容も中国での新しい知見も取り入れることが可能と判断し、遅れながらの研究遂行となっている。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は、最終年度となるため、早急にインタビュー調査を実施し、分析考察、論文作成を行う。計画書の作成はできているため、直ぐにインタビュー調査に取り掛かれる体制である。 役割分担も確認済みである。
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次年度使用額が生じた理由 |
インタビュー調査と学会発表を予定していたが、中国での招聘によりインタビュー調査が次年度へ繰り越されたことと、招聘であったため、現地への旅費の計上の必要がなかったため次年度への使用額が生じてしまった。
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次年度使用額の使用計画 |
今年度は、インタビュー調査にかかる費用(調査旅費、謝礼、テープ起こし、テキストマイニング分析コンサルト料)に経費を使用し、さらに学会発表に係るポスター作成料や学会旅費に費やす予定である。また、論文掲載料や英語論文作成も考えているため、翻訳代に費やしたいと考えている。
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