研究課題/領域番号 |
26463257
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
林 省吾 東京医科大学, 医学部, 准教授 (60349496)
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研究分担者 |
伊藤 正裕 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (00232471)
藤井 徹也 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (50275153)
川岸 久太郎 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (40313845)
菅田 陽太 千葉大学, 大学院医学研究院, 技術職員 (10756076)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 解剖学実習 / 見学型教育 / コメディカル教育 / 人体解剖モデル |
研究実績の概要 |
SSS法固定遺体による人体標本モデルの解剖見学実習への活用について,日本解剖学会学術集会で口演により報告した。 看護基礎教育における解剖学見学実習の実施状況や必要性、期待する効果などついて明らかにすることを目的に,全国の看護専門学校・短期大学・大学959校の教員を対象に郵送法による質問紙調査を実施した。1024名から有効な回答を得た解剖学見学実習は、542名(52.9%)が所属する機関で実施されており、見学時期は『解剖学(座学)の講義履修後』275名(50.8%)が最も多かった。『所属機関』と実施の有無の関連は認められなかった。解剖学見学実習は830名(81.1%)が必要と考えており、期待する効果としては、『人体の構造と形態をイメージできる』780名(94.0%)が最も多かった。『所属機関』と実施の有無の関連は認められなかった。実習がないと回答した教員が教育上で困っていることは『人体の構造と形態をイメージできない』260名(53.9%),『臓器の位置関係を理解できない』241名(50.0%)の順であった 。実施できない理由は,『実習施設がない』316名(65.6%)が最も多かった。しかし,『所属機関』との関連は認められなかった。これらの結果から、必要時に見学できるようなセミナーの開催や教育環境の改善が必要と考えられた。上記の詳細は日本看護学教育学会第27回学術集会において発表予定である。
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