妊婦が自分に合った腰骨盤痛へのセルフケアを行うことを支援する看護の介入方略を検証するため、ランダム化比較試験を行った。本介入は対面で4週間のうち3回行い、介入を受けた群と受けない群とで疼痛強度や日常生活への支障、セルフケアの変化を比較した。介入群30名と対照群29名の結果を分析した。介入群は、疼痛強度および日常生活の支障が有意に減少し、セルフケア方法の数とセルフケアに対する有効性の自己評価が有意に増加した。本介入は、妊婦のセルフケア能力を高め、腰骨盤痛の程度や日常生活の支障を軽減する効果があった。
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