認知症は特に食生活、特に地中海食を中心とした生活習慣を見直し、改善することにより、ある程度予防することが可能であることが指摘されつつある。 地域在住高齢者28名をエントリーし、エゴマ油を使用した地中海式和食の食事栄養指導をしていく介入群(20 名、全員女性、平均年齢70.8歳)と従来の日本食を食べている対照群(8名、男性3名、女性5名、平均年齢79.3歳)の2群に分け、介入群では管理栄養士が、地中海式和食の食事栄養指導を月1回施行した。介入群、対照群で認知機能の変化はみられなかった。赤血球脂肪酸分析においても、ω3脂肪酸に有意差を認めなかった。地中海式和食では優位性は認められなかった。
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