量子コンピュータや量子ネットワーク符号化に対する注目が、現行のスーパーコンピュータや高速通信の性能を凌駕する次世代モデルとして注目を浴びている。本研究メンバは、これまでにもこの次世代モデルの性能解析を進めると同時に、離散システム研究でマトロイドマイナー理論の計算・理論解析にも取り組み、新展開へとつながり得る予備的成果をあげてきた。本研究課題では、これらの複数分野にまたがる研究を融合させた上で研究を推進していく。具体的には、量子情報面では測定ベース量子コンピュータの計算性能をマトロイドマイナー理論での点マイナー理論の面から解明する。並行して、現在世界で急激に進歩しつつあるマトロイドマイナー理論においても、データベース構築とその計算解析、BDD 援用など新方法論を導入し、マトロイドでの禁止マイナー理論を展開した。 研究計画最終年度において、連携研究者の森山と研究協力者の平石とともに、上記のテーマに関する基礎的成果を着実にあげ、マトロイドマイナーから解析した成果を物理で木テンソルネットワークを軸に計算科学の面での研究をしている国際会議で招待講演等を行ってのちの研究交流にもつながる成果を得ることができた。海外よりのインターンシップ生によるプログラム開発を通しての国際交流も行っている。マトロイドでの点マイナーと測定ベース量子計算での諸演算との対応もBDDを通して明らかにしている。マトロイド多面体の拡張定式化に関する成果もあげた。今後とも本研究課題遂行によって得られた成果の発表・周知にも精力的に取り組んでいく。
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