本研究の目的は、利用者が指定した任意地点の定点ライブビュー(任意地点ライブビュー)を実現することである。この目的を達成するために、従来、定点ライブビューに不向きと考えられていたウェアラブルカメラなどの移動型カメラを用いた。定点ライブビューの空間差異および時間差異を考慮してライブ映像を配信する点に特徴がある。本研究に関連した研究開発成果により、大阪大学総長顕彰を受賞し、また国内の100人規模のワークショップで優秀論文賞を受賞するに至った。さらに、幾つかの大規模なフィールド実験で任意地点ライブビューシステムを実現した。これらのことから、本研究は、今後の発展も期待される顕著な研究成果を達成している。
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