独居の認知症高齢者が積極的にコミュニケーションできるようにすることを支援するシステムについて検討した。高齢者宅にあるテレビにPCを接続し、ボタン一つの操作で家族とテレビ電話のできるシステムを開発した。高齢者側には見守りのためのセンサがあり、異常と思われるときには家族に連絡するようになっている。また、高齢者側には小型のロボットが置かれ、家族が応対できないときなどに高齢者と対話する。高齢者の対話の際の映像から表情の認識と心拍数の計測ができる方法を開発した。実験により、これらの情報から高齢者の感情状況の推定ができる見通しを得た。
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