社会ネットワーク分析のステイタス中心性概念を都市ブランドに応用し、ステイタスの異なる都市間の移動者から都市ブランドを測定し、都市ブランドの全国分布図を作成することを目標に研究を行った。全国サンプルの109都市、地域の間のウェブ調査から、東京都都心と京都市を頂点とする不平等な都市ブランド構造を明らかにし4タイプの都市類型を抽出した。さらにフロリダの創造都市論の枠組みから、国勢調査や経済センサスなどの30以上のデータを109都市(地域)で集計し、それら30変数を説明変数、新規開業率、人口増加、都市ブランド、移住希望を目的変数としてのPLS回帰分析などから、それらに影響を与えている要素を確定した。
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