研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、日常における環境配慮行動により生じるささやかな心的変化(「ささやかな充足感」)が、その繰り返しによって、行動の長期的変容と主観的幸福感を促す関係性(ポジティブフィードバック)を縦断的に探ることを目的とした。まず「ささやかな充足感」尺度を開発し、その妥当性を確認した。また、3時点に渡る縦断質問紙調査データを用いて、環境配慮行動から「ささやかな充足感」、さらに翌時点の行動から充足感の経路を想定したパス解析を行なった結果、行動と充足感のポジティブな連鎖仮説を支持する結果が得られた。
環境心理学、環境配慮行動論