脳・機械インターフェイス(BMI)の開発のため、中枢神経系内の神経伝達物質を捉えるセンサの開発を試みた。電極の表面に、伝達物質セロトニンを鋳型として、メタクリル酸、エチレングリコールジメタクリレート、ビルフェロセンを共重合し、分子インプリント高分子(MIP)固定電極を得た。また鋳型を加えずに、同じモノマーで非インプリント高分子(NIP)固定電極も得た。両電極電流値の差は、セロトニンを選択的に検出できた。一方、アメフラシ神経のSークラスターは、学習を反映した味覚刺激に応答することを見出した。MIPおよびNIP電極をS-クラスター内に留置することにより、BMIのモデルの構築が可能である。
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