骨格筋の硬さや張りなど筋組織の機能を定量的に評価したいという要求に対して骨格筋の機能評価を目的とした新たなずり弾性波映像系(Color Doppler Shear Wave Imaging:CS-SWI法)を開発した。臨床で汎用に使われている超音波カラーフロー画像の血流流速推定アルゴリズムの信号処理としての特徴に着目し、これをずり弾性波の検出法とした方法で、定量性、安全性、実時間性を併せ持つ方法である。群馬大学医学部整形外科と群馬大学医学部IRBの承認の下で実験を行ったが、僧帽筋、ハムストリングに対して骨格筋の映像化に成功し骨格筋を伝播するせん断波の伝播速度を測定することができた。
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