屋外での測定がしやすいように可搬性のある生体電気インピーダンス測定システムを開発した。前腕部電気インピーダンスの周波数特性であるCole-Cole円弧のパラメータを用いて投球における球種の判別について検討した。判別する球種は①ストレート、②スライダー、③カーブ、④シュートの4種類である。 投球時に背屈が最大となる時刻から0.1、0.2、0.3、0.4、0.5秒後の5つのインピーダンスパラメータの合計25個のデータを用いて各投球30回の全120投球の判別分析を行った結果、その判別的中率は99.2%と高精度な判別ができた。
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