逆行性・順行性の脳内線維連絡トレーサーであるコレラトキシン・ベータ分画(CTB)に、PET visible tracerを付加して、脳の結合を生体内で確認し、結合部位の二点間同時電気記録やDiffusion Tensor Imaging(DTI)などの非侵襲トラクトイメージングとの重ね合わせを行い、DTI可視化バンドルで実際どこが結合しているかを調べた。CTB自体が18Fの検知限界である4時間以内にどれだけの移動をするか調べた。その結果、ラットでは、この時間内に、大脳皮質の対側まで、シグナルが見えることが判明した。CTBに18Fを付加する手法を早稲田大学との共同研究により確立した。
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