研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究により、五感を音声的に惹起し易い「オノマトペ表現」の抑うつ改善効果を心理実験及び模擬カウンセリングの手法を用いて検証した結果、情動関連のオノマトペ表現はわれわれの情動処理を促進する可能性を示唆した。うつ病臨床及び研究におけるオノマトペの利活用はまだ検討の緒についたばかりであり、今後の展開が期待される。オノマトペは日本語に特徴的であり、日本独自のカウンセリング技法を導く可能性もあり、本研究はその萌芽研究としての意義を認める。
臨床心理学