研究課題
挑戦的萌芽研究
ランダム離散化の方法で,適当な条件をみたすコンパクトリーマン多様体やアレクサンドロフ空間のネットによる離散近似を与え,離散ラプラシアンから導かれる振動のハミルトニアンを構成し,量子統計力学を構成した.その熱力学的関数の摂動展開を求め,それを使って空間とネットの組全体にリーマン計量の族を導入し,粗モジュライ空間といえる構造を構成した.そして,それとグロモフ・ハウスドルフ距離,古典的モジュライ空間との関係を調べた.
Differential geometry