研究課題
挑戦的萌芽研究
機械的なバネを用いた重力計の欠点を克服するため,反磁性体を利用した磁気浮上式重力計の開発を目指した.ネオジム磁石と熱分解カーボンを組み合わせた系について,有限要素法による磁場解析を行い,系の力学的,電磁気学的な特性を調べた.その結果,重力センサーの基本デザインとして有望であることが確認された.また,完全反磁性体を用いた磁気浮上式重力計としてすでに実用化されている超伝導重力計について,水平加速度の入力に対する重力センサーの応答を詳細に調べ,水平方向の固有振動数が3Hz程度であることを示した.
測地学