研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では共役分子ワイヤの電荷移動度の向上を目指し, 複数の共役鎖が束ねられた構造を持つ二次元共役シート状ポリマーの合成を目的として, まずその基本構造である「日」の字型分子の精密合成を検討した。環化反応における種々の条件検討の結果, 目的分子ではなくデヒドロベンゾ[20]アヌレン構造を持つ分子の生成が 1H NMR 測定により示唆された。この知見を基に, 新規デヒドロベンゾ[20]アヌレン誘導体の合成に成功した, それらの物性測定を行った。
分子エレクトロニクス