水晶体の熱ショック蛋白質αクリスタリンの基質結合部分でに相当するペプチドαAC (71-88) は熱処理によって蛋白質を吸着する機能をもつナノファイバーを形成する。本課題ではαAC (71-88) のアミノ酸配列について培養基板である親水化ポリスチレンと細胞表面に親和性を持つリジンとアルギニンを導入して、細胞と基板を接着する細胞接着するナノファイバーを設計した。このペプチドに配列IKVAVを組み込んだペプチドを混合することで、神経細胞モデルであるPC12の細胞増殖を促進するペプチドナノファイバーを得ることが出来た。
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