量子乱流中における渦構造の可視化をおこなった。微細な水素固体粒子を一様に播種することから量子渦中心にトラップさせ、渦構造の移動を観察することに成功した。また、粒子のラグランジュ的挙動を解析することで、粒子速度や加速度を算出した。量子渦にトラップされた粒子が流動から受ける抵抗との釣り合いを考え、量子渦と微細粒子との相互作用について考察した。微細なプローブを作成し、変動圧力の計測を試みた。圧力の計測は可能と判断さえる。しかし、バックグランドのノイズを低減することが必須であり、統計量の算出にはさらなる微細化が望まれる。
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