本研究では,Fe3O4ナノ粒子を界面活性剤としてオレイン酸でコーティングし,ドデシル硫酸ナトリウムで水溶液中に分散させた強磁性流体の粒度分布,TEM画像,STEM画像,液中TEM画像などを測定した。また,12T NMR装置により,強磁性ナノ流体の温度および体積濃度をパラメータとして,プロトンのT1およびT2緩和時間の測定を行なった。本研究の成果として,強磁性流体をMRIのコントラスト物質として利用する際に有用なデータの一部を取得し,強磁性流体をMRIで用いる場合の課題を明らかにすることができた。
|