マイクロ流路内の細胞位置をコントロールする際,アクチュエータをマイクロ流路内に組み込むミクロ的方法とマイクロ流路外に組み込むマクロ的方法がある.本研究では,アクチュエータのリユースの観点からマクロ的方法に着目した.その際,重要な点はアクチュエータの最小駆動分解能がマイクロ流路内では,面積比分悪くなる点をいかにして克服するか,ここがポイントになる.本研究では,マイクロチップに内在している弾性効果を利用することによって仮想的な減速機構を作り出せることに着目し,最終的に世界最高レベルの250ナノメートルの細胞位置決めを実現した.
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