周期構造の超高反射率ミラーから構成される低損失Bragg反射鏡導波路を形成し,その巨大な構造分散と高密度アレイ化技術を活用することで,数百のスイッチングポート数を可能とする大規模・小型波長選択光スイッチング技術の創成を目的とした.波長選択スイッチを設計,作製し,ビーム掃引デバイスを30ミクロン間隔でアレイ状に集積し,液晶空間変調器によるスイッチング素子からなる空間光学系を用いて,182出力ポートを搭載可能な波長選択スイッチの実現に成功した.また,1550nm帯波長分散素子も製作し,外部光の波長を1400~1500nmまで変えた場合に偏向角度19~38°,ビーム拡がり角0.2~0.5°を得た.
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