鳥インフルエンザ感染個体のスクリーニングを皮下埋め込み式カプセルで電気的に行なう事を目指し、結合に伴う分子のスピン変化がもたらす誘電率変化を、低周波領域におけるインピーダンス変化に置き換え、抗原抗体反応を計測する電子システムを確立し、鳥インフルエンザA型の抗原抗体反応を電気的に検出した。 さらにそれを皮下に埋め込み式とするためのエネルギー源となる小型の組み込み用素子を目指し、羽ばたきといった動的エネルギーを電磁誘導で電位に変換し、蓄電できる事を確認した。羽ばたきの周波数特性を考慮し、コイルの巻き数、ネオジム磁石の重量を選ぶことにより、効率の良い発電ができることを明らかにした。
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