研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,アサガオの切り花にメラトニンを処理すると花弁の展開時間が短縮され開花時刻が早まり,メラトニン合成阻害剤(N-アセチルトリプタミン)を処理すると花弁の展開時間が延長され開花時刻が遅延することを明らかにした.また,12時間の暗期を処理したアサガオの切り花では,展開中の花弁でメラトニン生合成酵素遺伝子(InAANAT,InASMT)の転写産物量およびメラトニン含量が増加することも確認した.以上から,アサガオの暗期誘導性の開花(花弁展開)にはメラトニンが関与することが示唆された.
植物遺伝育種学