研究課題
挑戦的萌芽研究
カロテノイドの細胞内の存在位置と抗酸化機能発現の関係を知るために、カロテノイドの脂質ラフトへの局在性を明らかにすることを目的とした。用いたカロテノイドはβ―カロテン、ルテチン、リコペンである。超遠心分離法ではいずれのカロテノイドともに繊維芽細胞脂質ラフト画分に分布したが、脂質ラフトに局在することを証明することはできなかった。極性アレン型カロテノイドであるフコチサンチンとネオキサンチンはβーカロテンと同様に繊維芽細胞の一重項酸素酸化反応を抑制することが明らかになった。
農学