マウス胎仔心拍数評価システムを構築し、胎齢12.5日目以降18.5日目までの計測を実施した。 MgSO4製剤およびアトロピンを母獣腹腔に滴下し、90分計測する急性実験系と、母獣尾静脈からMgSO4製剤を投与し、10分間だけ観察する超急性実験を行った。急性実験系ではMgSO4製剤およびアトロピンの腹腔投与実験では胎仔に有意な変化を検出できなかった。超急性実験では胎仔心拍変動の変化を伴わない心拍数の低下を認めた。 慢性実験としては妊娠7.5日目にビタミンA 7500IUを母獣に投与し胎齢13.5日目に心電図を計測したところQTの延長を確認し、mRNAレベルでの知見と矛盾しないことを確認した。
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