研究課題
挑戦的萌芽研究
イヌの疾患発症リスクを高める遺伝子変異を同定することは獣医療の向上には非常に重要である。本研究では、網羅的にそのような遺伝子変異を同定するために、疾患発症率の犬種差に着目し、新規解析手法を開発した。続いて、40犬種についてゲノム全体にわたる17万個の遺伝子頻度情報を集積すると共に、80疾患についての各犬種の疾患率情報を入手し、その解析手法を適用した。その結果、これまでに疾患の発症リスクの犬種差とゲノムワイド有意に関連を示す遺伝子変異を8個同定した。
動物遺伝学