研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、バイセクト糖鎖と呼ばれる神経系の糖鎖に着目し、未だ謎が多いアルツハイマー病(AD)の発症メカニズムの解明を目的とした。本研究により、ADの発症に関わるBACE1と呼ばれる酵素と相互作用する新しい分子Clec4gを同定した。また、AD脳で蓄積した酸化ストレスによってBACE1上のバイセクト糖鎖が増加し、それがAD発症に寄与している可能性が示唆された。これらはADの発症機構を理解する上で重要な知見と考えられる。
糖鎖生物学、生化学、分子生物学