環境ゲノム由来16S rRNA遺伝子を大腸菌欠損株に導入し、生育を相補する16S rRNAをライブラリー化した。この際、PCRプライマーにより19番目の塩基と916番目の塩基との間でミスマッチが生じる場合、ミスマッチの種類や16S rRNA配列全体によってはスペクチノマイシン耐性が現れることが判明した。また、ミスマッチを含まないように設計したPCRプライマーを用いて得た16S rRNA遺伝子置換大腸菌ライブラリーを種々の抗生物質存在下でスクリーニングしたところ、スペクチノマイシン(4)、G418(10)、テトラサイクリン(2)、アプラマイシン(1)に対して耐性を示す株が得られた。
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