研究課題
挑戦的萌芽研究
黄色ブドウ球菌の主要細胞壁構成成分であるペプチドグリカンを特異的に認識するモノクローナル抗体と光感受性物質を結合させた化合物および近赤外光の照射によって、モノクローナル抗体が標的特異的に結合する細菌(黄色ブドウ球菌)のみを選択的に殺菌することが可能であった。MRSAやVISAのような薬剤耐性黄色ブドウ球菌に対しても、抗ペプチドグリカンモノクローナル抗体の特異的な結合によって殺菌効果が誘導可能であった。標的特異的な感染症治療として今後臨床応用できる可能性が示唆された。
消化器内科学