本研究では、光干渉断層画像化法(オプティカル・コヒーレント・トモグラフィ:OCT)技術を応用し、無侵襲的に卵胞サイズと位置情報をイメージングできる高感度計測システムの開発を目的とした。高分解能OCTプローブと超高速画像処理技術を開発し、生物学的解析によるOCTシステムの有効性を評価した。その結果、従来のOCTシステムではイメージングができなった一次卵胞を検出できるドップラーOCT技術を開発することができた。本研究で開発したドップラーOCTシステムは、高輝度シグナルを指標に卵巣内に存在する卵母細胞の定量化とクオリティー評価を可能とするシステムであることが示された。
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