本研究の目的は、災害による支援透析において必要な患者情報および透析治療に必要な情報を明らかにし、患者自身がその情報を自己管理できるアプリケーションソフトを開発することである。無作為抽出した500の透析施設に対して災害急性期/亜急性期に支援透析を実施する際に必要な患者情報と透析治療条件およびその必要度を調査した。結果、情報の必要度の平均点が高い項目に「患者氏名」、「感染症の有無」、「ドライウェイト」、「抗凝固薬」、「ブラッドアクセスの種類」、「ダイアライザーの名称」、「定期注射薬の種類」、「服薬情報」、「血液流量」、「穿刺部位」が抽出された。 本結果を元にアプリケーションソフトを開発した。
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